頭痛の8割以上が「緊張型頭痛」です。
そのため一般的な医院では、目立った症状のない頭痛は、とりあえず「緊張型頭痛」と診断して、頭痛薬を処方して帰します。そして実際、ほとんどのケースでは、このやり方で症状は改善しています。しかし残りの2割の症状だった場合、このやり方では通用しません。
たとえば「緊張型頭痛」に似た、特殊な「クモ膜下出血」があります。この症状は「マイナーリーク」と呼ばれ、よく誤診が起こることで名高い症状です。「緊張型頭痛」と思い込んだまま、手術を受けなければ、脳に損傷が出てしまいます。
このように、見逃した症状が命に関わる重大なものだったとしたら、取り返しがつかないことになります。
症状を見極めた上で、適切な処置をすることが必要です。

脳神経系は構造が複雑です。そのため、1つの症状に対して、考えられる原因がたくさんあります。
たとえば「めまい」の症状ひとつを取ってみても、原因となる箇所が数え切れないほどあります。
下にその一部を挙げます。
- 脳(大脳、小脳、脳幹)
- 脊髄
- 末梢神経
- 血圧
- その他(精神的な原因など)
原因が違えば治療法も違うので、さまざまな可能性を踏まえつつ問診を行うことが欠かせません。
そのためには、流れ作業のような問診ではなく、きっちりと時間を確保した中での問診が必須です。